スピ畑の収穫期

既婚、夫子供有り  精神衰弱からスピリチュアルにハマって、マインドコントロールされ、痛い目をみた半生

セミナー後

セミナーが終わって帰宅した時の達成感と言えば無かったです。

 

何と言いますか、私はこれで一段上の次元に行った、という感覚でしょうか。

 

出勤でも道行く人を上から目線のような態度で眺めながら、歩いている自分がいました。

 

今考えても、なんて卑しい人間になっていたんでしょうか。

 

「私はあなた方とは違う」

 

「私はあなた方が一生かけても知りえない極意を知った」

 

「これだけの事を今世で知れる私は、前世の行いが良かったんだ」

 

「参加者全員前世で会ってた仲間だったんだ」

 

こんな傲慢な気持ちが全身に沸いていました。

 

それは優越感をもたらし、素晴らしく気分の良い日が続きました。

 

上司に怒られても、「アナタはそうやって私をけなしていればいい」というような態度で、あまり気にもせず。

 

この辺りは自己肯定の低い私にとっては、ちょっとした人生の向上をもたらしたと思います。

 

しかし、明らかに行きすぎているのです。

 

どこに行ってもそうでした。

 

近くに大型ショッピングモールがあるのですが、祝日フードコートに行った時に多くの人がそこに集まって食べています。

 

それを見ながらあろうことか私は「なんなんだろうこの人たちは・・・餌に群がる家畜じゃないか。私は人間だ。あなた方とは違うんだ」と。

 

最低でしょ?

 

余り赤裸々に書くのもどうかと思ったのですが、自分で書いてても痛々しいですけど。

 

そうやって、自分は高次元のM直伝の教えを聞いて、その中に入っているのだから特別な存在なんだ、なんてことを真底思っていたのです。